日本のスタジオ、藤本壮介アーキテクツは、来たる2025年大阪万博でパビリオンを取り囲む巨大な木造建築物、グランドリングの建設写真を公開した。
写真は、4月の国際博覧会に合わせて大阪湾の人工島夢洲に建設中の6万平方メートルの建造物の進捗状況を明らかにしている。
藤本壮介建築設計事務所がグランドリングの施工写真を公開
藤本壮介建築設計事務所は、日本のスタジオである東畑建築設計事務所およびあずさ設計と協力して、2025 年大阪万博マスタープランを主導しています。
イベント主催者によると、この構造物は参加161か国の団結の象徴として機能することを目的としているという。
2025年大阪万博のパビリオンを取り囲む巨大な木造建築物
Dezeenとの最近のインタビューで、スタジオの創設者である藤本壮介氏は、このイベントは世界的な不安定さの中で「素晴らしい団結」の機会になるだろうと語った。
「博覧会は各国のすべての素晴らしさをもたらし、その後6か月間そこに滞在します」と彼は言いました。 「そして、特にこの世界情勢の危機において、この形式は非常に貴重だと思いました。」
そのデザインは日本の伝統的な木造建築を参考にしています。
完成すると、グランド リングは周囲 2 キロメートル、直径 700 メートルになります。
つながりと団結の象徴として機能すると同時に、京都の清水寺の建設に使用されたような日本の伝統的な木造建築を現代的に解釈することを目的としています。
イベントの主要な循環ルート、ビジターシェルター、展望台としても機能します。
藤本壮介建築設計事務所はサークル内で敷地をパビリオンワールド、ウォーターワールド、グリーンワールドと名付けられた3つのゾーンに分割し、それらを横切ってパビリオンを配置する。
パビリオンの中には、坂茂氏が設計し、紙管、竹、炭素繊維強化プラスチックで作られた起伏のある構造物も含まれます。
展望台も併設される予定です
2025年大阪万博は、博覧会国際事務局(BIE)が主導し、4月13日の開幕後、2025年に6か月間開催される。
これまでに公開された国家パビリオンには、米国向けにトラハン・アーキテクツが設計した「峡谷」と、サウジアラビア向けにフォスター・アンド・パートナーズが王国の伝統的な村をモデル化した角のあるボリュームの集合体が含まれる。
写真提供:藤本壮介建築設計事務所