より多くのスペックより少ないスペック
建築家によって提供されたテキストによる説明。旧東海道沿いの住宅プロジェクトです。東海道は、江戸時代の日本の江戸 (東京) と京都、大阪を結ぶ最も重要な五街道の 1 つです。歴史ある街道沿いには古い町並みが残っています。外観は旧東海道の木張りの風合いを引き継いでいます。東海道側は交通量が多いですが、外界を遮断するのではなく、角度を変えた木のパネルが外の音を反射してかき消す効果を狙っています。パネルの向きはパラメトリックデザインで配置し、少しずつ角度が変わるように調整しました。パネル全体を合わせたときに大きな流れができるよう、各パネルを調整しました。
中庭を設け、中庭を中心に居住空間が回るようにしました。太陽の動きで午前中は書斎や洗面所、午後はリビングが明るくなるように部屋を配置しました。
1階はつながった空間となっており、時間帯によって刻々と雰囲気が変わる空間をお楽しみいただけます。 2階は中庭を囲むように屋内外のブリッジが架けられ、回遊性を生み出しています。
床下に段差を設けることで、土の中に埋もれてくつろげる空間を実現しました。ベースを伸ばすとテーブルになります。庭の前に階段をボルトで持ち上げて浮き階段を作りました。屋根は中庭を構成する構造となっており、交差する二つの屋根の隙間からは富士山が望めます。